第7回(2004/1/19)

 どうも、吉増です。今回はちょいと雑談を。

 マンボウって知ってます?マンボウ?このままマンボウで2つ、3つボケることもできるんですが、ここではしません。魚の、マンボウ。去年暮れ、ナイロンの「ハルディン・ホテル」の北九州公演でOFFの日に下関の水族館に行ったんですよ。門司港から船に乗って。さすが下関だけあって、その水族館では世界中のフグたちが見られるのですよ。なんとかフグに、なんとかフグ、あとなんとかフグとかいろいろいました。で、マンボウ。マンボウってフグの仲間なんですって。知ってました?常識?動物博士のオレも知りませんでした。確かにそう言われると、「あぁ、はいはい、フグ」って感じですけど。あれ、フグってよぉ〜く見ると、顏に尾ヒレ、背ビレが付いた感じですよ、顏がデカい、身体の半分は顏。南の海に住むなんとかっていうフグなんて、全身顏でした。だからあれはもう顏じゃなくて全身と言っていいぐらいです。そいつは岩陰でジッとしてるんですけど、口が半開きで、目なんて魚みたいになんだかどてぇ〜って感じで、まるでアレみたいでした、アレ、ホント。で、マンボウ。マンボウって一度に何個卵産むか知ってます?動物博士のオレもびっくり!2、3億個も産むんですよ!2、3億!(2、3億って結構幅があるけど)。初耳だった動物博士は興奮しちゃって、次の日「おい!ハルディン出演者及びスタッフのみなさん!マンボウって一度に卵、何個産むか知ってるか!?」って聞いたんですよ。そしたら、三宅さんとか小林高鹿君とかが「2、3億個でしょ」って。平然と。肛門からはクソが出ますみたいに。わりと知られたことだったみたいです。常識?!それ以上はずみようのない空気の中、オレの行き場のない興奮だけがプスプスとボケた屁となり、当然のごとく肛門から世界へと旅だって行きました。で!オレが何を言いたいのかというとね、2、3億も卵を産んで、それでたぶん、生き残るのはわずか2、3匹なんですよ、おそらく。生存競争?ってヤツ。そんな過酷なソレを生き抜いてきたのに、なぜあんなんなんですか!マンボウは。たいして泳げもしなくて、気を抜くとバタンッて横になっちゃうんですよ、で、そのまま海の上に浮かんでたりするんですって、プカプカ。「おっしゃ!!オレは勝ち組だゾ!」と思ったらマンボウ。別にマンボウが嫌いってわけでもないんですけど、あぁ、そうゆうこともあるかもねぇ、みたいな。今日、ふとそんなことを思ったので。ではまた。

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