第1回(2002/12/04)

どうも吉増です。
新しく始まりました「目で嗅げ!」のコーナーです。僕が気になったモノ、興味あるモノ、疑問に思うモノなどを写真にとって、そのモノにひそむ匂いを皆様に嗅いでもらうという、タイトル通りのコーナーです。

さて、初回のものは、これ、自転車です。写真のは、今乗ってるマイチャリです。見て下さい!この匂い立つフォルム、オレンジ色です。折りたためます。一番最初にこれを折りたたんだ人は、僕ではなく、ナイロン100℃の先輩、三宅弘城氏だったと記憶しています。ちょっとくやしいです。
自転車の思い出は、色々ありますが、一番記憶に残っているのは、小学校6年生の時に買ってもらったオートバイ自転車ってヤツです。とにかくカッコよかったんですよ、これが!幅広のフラットバーのハンドル、二人が楽に座れる長いシート、後輪には両サイド2本のサスペンション、さらに前後輪にワシやバッファローのアメリカっぽい絵が描かれたドロよけが付いていて、いつも乗りながら、BGMでイージーライダーの音楽が鳴り響いてました。もちろん、その頃の僕はイージーライダーなんて映画知りませんでしたけど、とにかくそんな気分だったんです。ところがこのオートバイ自転車、買ってから半年ぐらいで盗まれてしまいまして、ショックのあまり、誰か他の人のを盗み返してやろうかなと思ったぐらいです。まぁ、盗まれてしまった原因は僕にもあるのです。カギを掛けていなかったし、自転車に乗って遊びに行ったのに、帰りは歩いて帰ってきちゃいまして、もう日も落ちた中、慌てて取りに戻ってみると、もうそこには自転車の影も形もなく、ただただ僕はそこに茫然と立ちつくすだけでした。家に帰って、そのことを親に言うと、とてつもなく怒られまして、もう二度と自転車は買ってもらえませんでした。悲しい記憶の1ページです。
ですから今は、その頃、乗れなかった分を取り返す勢いで乗ってます。平気で1時間ぐらいの距離なら自転車で行きます。これを人に言うと、結構びっくりします。あまりに驚く人が多いので、こっちも意地になってきちゃってより長い距離乗ってやろうとたくらんでおります。もし今後、街中で自転車に乗ってる僕を見かけたとしたら、それは、記録に挑戦するアスリートとして見守ってやって下さい。むやみに甘いエサをあたえないで下さい。ふとっちゃいます。とりあえず、パンクするまで走ってみます。今後もよろしくです。ではまた。

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