「ウォッカと聖書犬」稽古場日誌
第6回


【宮崎陽介】
こんにちは!ご無沙汰しております。宮崎陽介(コンテ・ポンテ・ラボラトリー)です。宮崎陽介(コンテ・・略。)がお送りする今回は、「ウォッカと聖書犬」という事で「犬の絵」を共演者の方々に描いていただきました。描いていただいたのは今をときめく女性陣のお三方です。まずはこの方

癒しの若女将こと種子さんです。稽古場での種子さんとの会話は僕の癒しとなっております。さらにこの私めに、時には、のど飴をくれたり、時には、コーヒーをいれてくれたりと、本当にもう、女将どころか女神っす。では、こちら。種子さんの「犬」です!
かわいいですね。これを見てなぜかアニメ「おはよう!スパンク」を思い出してしまったのは僕だけでしょうか。あ、古いですか。すいません。古いですね。いやーしかし種子さん、なかなかどうしてあじのある絵です。いいですね。「あんでぃうぉぅふぉぅる」は犬の名前でしょうか。かの巨匠のポップアートを意識したということでしょうか。いや、そんなカケラはどこにもないのでこの際「あんでぃ」が名前で「うぉぅふぉぅる」は鳴き声です。異論、反論には応じません。


小劇場のカラフルガールこと小林由梨(B-amiru)さんです。小林さんは同い年のはずなのですが、しゃべる時に僕が圧倒的に敬語です。なんか、付き合い始めが敬語だと徐々に敬語を無くしていくのって、難しいですよね。敬語じゃなくなるタイミングはいつなんでしょう。話が完全にソレました。そしてこれはおそらく小林さんの問題ではなく僕自身の問題です。はい!小林さんの犬いってみましょう!
これも、かわいいですね。顔がかわいい。犬なのに2足歩行の体をなしております。しかし、このあたりの表現の自由さが彼女の持ち味です。いいですね。足の肉球が見えております。つまりこの犬は「つま先立ち」です。自由です。しかも、本当なら肉球は足裏ですが、バッチリ表についております。フリーダムです。解き放たれております。お腹のあたりがなにやら「切りとり線」のようですがハサミを入れてはいけません。そしてぜったいに「しっぽ」なのです。それ以外を想像してはいけません。


はい。リボルブ方式で共演させていただくのも3回目となりましたドロレスヘンダーソンさんです。芝居でご一緒させてもらうたび、彼女の演技の「深み」に感心させられます。時折見せる、純直な瞳の奥にふつふつと沸きおこる情熱に、僕は、シンクロニシティを感じるのです。さぁ、そんなドロレスさんの犬です!
深いですなぁ。なんでしょうこの深さは。気を抜いてると持ってかれそうな深さです。種子さんがこの絵を見たとき「腸がはみだしてるの?」と言いました。[過去の深みを見たい方はこちら、だまし穴とアナーキラム&マトン稽古場日誌(9/14)もどうぞ]