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【第5回】フレッシュの“ッ”!

 コンドムカイニイクヨ!吉増です。エロ臭漂うナイロンの稽古真只中に合わせたあいさつにしてみました。今日は、東京と神奈川を隔てる第一級河川多摩川のほとりにあるガスト多摩川店に来ています。あるいはガスト玉川店。ガストはよく利用します。ドリンク・バーがありますから。ガストでは、お食事(サイドオーダーのみも含めて)を頼むとドリンク・バーが280円から120円に値引きされます。半額以下です。べらぼうな感じもしますが、ついついそれに乗せられ、200円の鉄板棒餃子とドリンク・バー、しめて320円(+消費税)でオーダーしてしまいます。ドリンク・バー単品280円より高いんですけどね、なんだか得した気分が味わえるので。つまり鉄板棒餃子+ドリンク・バー+得した気分=320円ってことです。ジョナサンだとこうはいきません。ジョナサンのドリンク・バーは300円。食事を頼んでも300円。ガストは120円だジョ!と叫んでみても300円です。ただデザートと一緒にドリンク・バーを頼むと、270円ぐらいになりますが、ガストのべらぼうな半額以下に比べるとジョナサンのそれは、スズメの涙に含まれるヒドロキシプロピルセルロースほどの微々たるものです。スズメの涙にヒドロキシプロピルセルロースが含まれているのかどうかすら僕にはわかりませんが、それほどどうでもいいことなのです。だからこの話はこれで終り。

 以前に書いたかもしれませんが、テレビが壊れてしまって、僕は今もテレビ無い生活が続いています。延べ6ヶ月間ほど無テレビ生活です。しかし無けりゃ無いで、とりたてて生活に支障が有るわけでも無く、また無いわけでも有りません。そうですね、7:3ぐらいです。3の内容は、まず、格闘技の番組が見れないことです。武術家としての一面も持つ僕(ナイロン10周年パンフを参照して下さい)としては、世の中の格闘技構図がどうなっているのかは気になるところです。また芝居などの参考ビデオが見れないのも痛いところです。あと、今年はオリンピックがありますからね、アテネ。これが見れないのもなんだか、やっぱり損した気分になりやしないか、今から不安です。もしかしたら100m5秒で走るやつが出てくるかもしれないかと思うと、今すぐにでも電気屋さんに飛び込みたい気分です。まさに100m5秒の気分です。おそらくものごころがついてから今までの人生で、見なかったオリンピックはないような気がします。というか、半年もテレビを見ていない時期がそもそもないと思います。僕はテレビっ子なんです。チャンネルをガチャガチャ回して、時々そのチャンネルの回す部分がテレビからスッポーンなんていって取れちゃう頃からテレビっ子なのです。テレビっ子からテレビをとったら、っ子です。そして僕はもう子ではないので子もとったら“っ”です。なんですか?この小っちゃい“っ”って。小っちゃい“っ”だけで存在できるのでしょうか?僕は今“っ”です。でも世の中、少なくとも日本ではこの小っちゃい“っ”がなかったらなんと貧弱で貧しい表現しかできない憐れな国になってしまうことでしょう。小っちゃい“っ”は必要なのです。そんな“っ”に僕はなりたい、みたいな、感じ、マジで、みたいな。フレッシュ!!

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