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【第68回】ぐるっとめぐり旅 パート2


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 今年は暖冬らしいよー。まぁ日々生活してれば気付くか。そんなわけで、ぶらっとめぐり旅パート2!!行き先は東村山市廻田町。なぜ廻田町?聞かないで!さて、西武新宿線東村山駅から2時間半のめぐり旅のはじまり〜。

 まずは、午後1時30分、東村山駅でたいやき買って歩き出す。しょっぱなから腹が減ってるとずーっと食べる事しか考えられないからね。少し腹に入れておきしょう。てくてく歩くこと15分、廻田町4丁目交差点通過、さらにてくてく10分、廻田文化センター通過、さらにさらにてくてく5分、廻田緑道の入り口に到着、そこを右に入り板の敷かれた緑道を歩くこと10分、最初の目的地、廻田の丘に到着。こういうなんでもないような景色こそなんとも気持ちいいものです。正面に見えるのは西武遊園地の観覧車。

 さて丘を降りまして、ついでにトトロの七国山の名前の由来と言われる八国山緑地へと向かいます。丘を降りたあたりからはもう廻田町ではなく多摩湖、ちなみに今日は廻田ばかりを歩いてきましたが、この辺りに廻田、回田の地名が混在してるのは、かつて廻が当用漢字になかったせいなんだって。俺は郷土史家か?ついでに、元広島→巨人→現西武の江藤はリトルリーグ、回田カープの出身です。あとあと、昔話のおじいさんは山へしば刈りに〜の「しば」は芝生ではないよ。おじいさんが昔々に芝生を刈りに行ったりはしないからね。じゃあ何かって、燃料にするための低木とか細かい枝のこと。八国山の雑木林を解説する案内板に書いてあり、妙に納得してしまった。そりゃそうだ。

 そんな話はさておき、八国山緑地を縦断し、北山公園の菖蒲園(この時期は咲いてません)を通り抜け、さらにめぐり旅は正福寺へ。途中、北山小学校では小学生が狂ったように鬼ごっこをしてました。ここから先は鬼はきちゃ行けないの!子どもって勝手なルールを作ります。それじゃ鬼は捕まえられないじゃん!そんなこんなで正福寺に到着。ここには国宝の地蔵があるらしいのだが、何か特別な時しか見れないみたいなどと勝手に思い込んでたのだが、後で確認したら国宝は地蔵ではなく木造建造物としての寺そのものでした。なんだよ、よく見なかったぜ!そして最終目的地は、正福寺の真裏にある、野口製麺所。最終目的地というか、たまたま見つけたんだけどね。まさに今回のめぐり旅のしめに最高です。美味しいうどんは時間がかかります。うどんに限らないかも。そして待つこと10分強、現れました。卵しょうゆかけうどん。ツルツルしこしこ、小春日和もさすがにちょっと冷えてきた冬の午後4時、誰もいない店でひとり旨いうどんを食う。めぐり旅、つぎはどこへ〜


写真=上:廻田の丘から西武遊園地方面を望む 下:野口製麺所の卵しょうゆかけうどん(550円)