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【第16回】ビールは明るいうちに


 公演も終わりまして落ち着いた日々を過ごしています。こんな時間がある時には普段なかなか会えない人に会ったりするのもいいものです。そしてダラダラと飲む。ところで、ビールの一番おいしい飲み方って、どんなもんでしょう。屋外で明るいうちからそしてダラダラと。これにかなうものはないんじゃないかな。

 海外なんか旅行してると、朝11時頃ホテルを出る時に、近くのレストランの店先で飲んでる人たちがいる、そして夕方5時頃ホテルに戻ってくると、その人たちはまだ普通に飲んでいて、少し休んでまた夜ホテルを出かける頃にも、やっぱりまだ飲んでるなんてことありますけど、そこまでになるとさすがにうらやましいは通り越して、お国柄ですからね。

 そんな海の向こうの話はさておき、屋外ってのは、キャンプでもいい、ナイターでもいい、焼き鳥屋の店先に出された小さいテーブルでもいい、近所の公園だっていい、家の縁側だっていい、縁側があるなんて贅沢か、じゃあ窓際でもいい、オープンテラスのカフェでもいい、どこでもいいの外、もしくは外に近いところなら。そして明るいうちから飲めたら言うことなし、明るいうちに飲むと、なんだろなんか贅沢な気がするんでしょうね、味とかより飲んでること自体が楽しくなってきて、ほんと幸せな気になります。

 友人と久々に会い、立川でビールを飲みました。明るいうちからオープンカフェで。なぜ立川?友人が古着屋をオープンしたんです。先日の公演、面接のシーンではいていた膝が破れたジーパン憶えてますか?服は気に入ったものを買うと、ついつい着続けてしまうんですが、さすがにあのジーパンはまずいだろうと、久々に服を買いに行ったわけです。でも行ってビックリ、立川すごいことになってます。開発された部分と昔からの部分が混在していて、さらに人人人人。ちなみに買ったのはほどよく色落ちしたLevi's501です。



写真=立川のオープンカフェにて

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