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【第1回】みんなで食べる紀伊國屋ホールのカレー


 さぁいよいよ始まります。週刊グルメグリ。大丈夫でしょうか。週刊なんて書いちゃって。当初は月に一度はグルメグリの予定だったんですがまぁなんとかなるでしょう。

 記念すべき第1回は、紀伊國屋ホールのカレーです。紀伊國屋ホールでは公演の中日にカレーが劇場さんから差し入れとして出るんですねぇ。僕はてっきり舞台事務所の奥で紀伊國屋のスタッフの方が作ってると思っていたのですが、どうもそんなことはなく紀伊國屋のビルの地下のカレー屋さんのカレーだそうです。いやこれが美味い!そしてこの写真、舞台事務所のガラス越しに撮ったので反射しちゃってますが、なんかまるですごい湯気みたいでしょ。でもってこのウキウキな雰囲気もう給食か合宿かそんな気分!

 実は僕、普段公演中はカレーを食べないんです。というのは、カレー→インドの食べ物→インドは暑い→暑いところの食べ物は体を冷やす→カレーは体を冷やす、という自分勝手な思い込みによって体を冷やしたくない本番前は特に食べないようにしとるんです。まぁこの考えにいたった経緯は上のような論法もあるんですが、それを決定づけたのは昨年のナイロン100℃「ハルディン・ホテル」の公演の際、出番前に松屋のカレーを食べた日の公演がなんか散々なことになったので、それ以来絶対食べるもんかと思い込んでるんでだな。まぁ験かつぎみたいなもんです。

 でも、この日は食べました。おかわりもしたし、体が冷えるどころか汗が吹き出すほど食べました。おいしかったんだもの。いい年した大人がカレー鍋の前に並んでよそってもらって、みんなで同じカレーを食べる。そんなカレーはなんとも言えないおいしさがあるもんです。ごちそうさまでした。ちなみにこの日の公演はテンポよく無事終わりました。そっかたくさん食べればいいんだ!あぁまた紀伊國屋ホールのカレーが食べたい。



写真=ご飯をよそってくれたシス・カンパニーの藤田さん(左)と、カレーをかけている小林彩子さん(右)

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